- イベント(仙台市ほほえみの会)
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はじめまして、私たちは仙台市の里親を
会員とする「里親会」です。
常に〝ほほえみ〟を絶やさず、子どもの養育に必要な知識と技術の向上に努め、
会員相互の親睦を図り、子どもたちの最善の利益を目的に活動しています。
里親・里子同士の親睦を深め、ピアサポートに繋がるような関係づくりを目的に、様々な交流会を実施しています。
「里子とはいえ、子育てはみんな一緒でしょ。」と思われる方がいらっしゃいますが、実はそうではありません。
社会的養護にある子どもたちは、いくつもの「生きにくさ≒育てにくさ」を抱えていることがほとんどです。里子の養育には、絶えず学びが必要です。
奇数月の決まった曜日に開催している定例会は、いつもここに来れば里親仲間に会えるといった安心感のある特別な場所です。
特にテーマは設けず、日頃の子育ての悩みや喜び、家族や趣味の話に至るまで、和やかな雰囲気の中でおしゃべりをしています。
里子を養育していく上で、地域社会の理解は欠くことができません。また、保護される子どもが増え続けていく中で、新たな里親の確保も重要な課題です。ほほえみの会では、里親制度や里子養育の実際の様子について、広く知って頂く機会を積極的に設けています。
里親制度とは、親の病気や離婚、虐待などさまざまな事情により家庭で生活できなくなった子どもを、一時的あるいは継続的に里親自身の家庭に預り養育する制度です。
18歳までの子どもを、自立したり、実家庭に戻ったりするまで、自分の家庭に受入れて育てる里親。
養子縁組によって、子どもの養親になることを希望する里親。
虐待を受けた子どもや障害のある子どもなど、専門的な援助を必要とする子どもを養育する里親。
実親の死亡や行方不明などで養育ができない場合、要保護児童の扶養義務者及びその配偶者である親族が、その子どもに限って養育する里親。
ファミリーホーム(小規模住居型児童養育事業)は、里親の家庭において5~6人の子どもたちの養育を行うもの。
児童養護施設入所児童等調査
(平成30年2月1日現在)
こども家庭庁 家庭福祉課調べ
(令和4年3月1日現在)
児童養護施設入所児童等調査
(平成30年2月1日現在)
社会的養護とは、保護者のいない児童や、保護者に監護させることが適当ではない児童を、公的責任で社会的に養育・保護するとともに、養育に大きな困難を抱えている家庭への支援を行うことです。社会的養護は「子どもの最善の利益のために」と「社会全体で子どもを育む」を理念として行われています。
児童養護施設入所児童等調査
(平成30年2月1日現在)
保護の理由には虐待の他に、
父母の精神疾患・親の死亡・行方不明・離婚・不和・拘禁・
入院・就労・破産など経済的理由による事情がありますが、
いくつか問題が重なっていることがほとんどです。
これらの傾向は、仙台市および宮城県の児童相談所でも大きく変わりません。
宮城県内で、里親、ファミリーホーム、
乳児院、児童福祉施設で暮らしている
子どもの数
■全国では、33,157人
※児童心理治療施設、児童自立支援施設、母子生活支援施設、自立援助ホームを合わせると、全国で41,869人の子どもが社会的養護を必要としています。
福祉行政報告例(令和4年3月末)
仙台市では社会的養護が必要な子どもの
62%が施設、38%が里親家庭で
暮らしています。
福祉行政報告例(令和4年3月末)
里子を受け入れるといっても、事前に研修を受けたり、登録後も何度も子どもと面会をしたりする必要がありますし、いざ一緒に暮らすとなれば通常の育児以上に大変なこともあります。
厳しい環境で育ってきた子どもたちは、里親家庭に委託されてから、落ち着くまでにも何年もかかる場合も。
例えば、試し行動といって、どんなことを言っても、どんなことをしても見捨てられないかを試してきたりします。こんなに愛情を注いでいるのになんで?と里親達を悩ませることも珍しくありません。
このように実子の子育てよりもパワーも時間も必要となる里子の養育。社会全体で育むことの1つとして、里親になったご家族への地域や職場等の理解も重要な要素の1つです。
里親さん達は、委託された子どもと共に泣いて、笑って、怒って、凹んで...と慌ただしい日を送りながらも、そんな子どもが愛おしく、一緒にいられる喜びを感じられることも沢山あります。
子どもたちが「ほっ。」とできる環境で育つためには、
やはりいつも一緒に生活をしてくれる里親家庭を増やす必要があります。
子どもたちが「ほっ。」とできる環境で育つためには、やはりいつも一緒に生活をしてくれる里親家庭を増やす必要があります。
まずは、社会的養護の必要のある子どもたちが、自分の住む地域にもいることを、そして里親制度についての、広く、正しい理解が必要です。
子どもたちを健全に育んでいくためには、地域の方々の協力が不可欠です。里親を中心としたチーム養育の輪を、広げていく必要があります。
自ら手をあげて、里親になった私たちですが、子どもたちの養育はもちろんのこと、自らの健康や家庭、更には仕事上のストレスなど、課題は山積みです。子どもたちを支えるためには、まず里親へのサポートが必要です。
社会的養護が必要な子どもたちの存在は知っていて、何かできることはないかと思っていても「何をしたらいいのか分からない...」という方が沢山います。世界中・日本中にそうした子どもたちはいますが、まずは私たちの街「仙台」から動いていきませんか?
当里親会へご支援いただいた寄付金は、里親会の活動を通して、子どもたちのために使わせていただきます。
<振込口座>
■ ゆうちょ銀行
■ 口座番号:02250-4-102107
■ 口座名:仙台市ほほえみの会
■ 一口:3,000円より
企業や団体、学校などで行う研修会の講師として里親会の会員を派遣いたします。講演では社会的養護を必要としている子どもたちのこと、また里親として実際に経験してきたことを含めてお話させていただきます。
いただいた講演費も里親会の活動を通して、子どもたちのために使わせていただきます。内容や講師料などは、ご相談に応じます。
社会的養護の理念の一つに、「社会全体で子どもを育む」があります。子どもの養育は委託を受けた里親だけではなく、里親を中心としたチームでの養育が望まれています。例えば地域の方や、里親の職場の方、保育士や学校の先生、児童館や放課後デイの職員、スクールカウンセラーや医師など、様々な社会資源を活用しながら子育てをしていきます。
基本的に子どもたちは18歳になると施設や里親家庭の元を離れ自立をしなくてはなりません。そうした中、親や里親だけでなく「他の大人たちも自分の自立を見守ってくれている」と感じられるような、インターンシップなど就職に役立つ経験をさせていただける企業様の支援をお願いします。
お近くの児童相談所に繋がります。
連絡は匿名で行うことも可能です。
連絡者や連絡内容に関する秘密が
守られます。