5月16日（木）、代々木にある国立オリンピック記念青少年総合センターにて、“公益財団法人全国里親会創設70周年記念式典・記念特別講演が行われ、全国から里親さんを始めとする多くの方が参加されました。

式典では、大臣表彰が行われ、表彰状を仙台市と宮城県からそれぞれ1組の里親さんが、感謝状を仙台市から１組の里親さんが授与されました。おめでとうございます。

式典後の記念特別講演では、養育里親でもある塩崎恭久氏（前衆議院議員、元厚生労働大臣）が、著書のタイトルでもある　「真に」子どもにやさしい国をめざして～家庭での健全養育が子どもの未来を拓く～　をテーマに、熱くご講演されました。

また、記念特別ディスカッションでは、“こうのとりのゆりかご”に開設初日に3歳で預けられ、その後、里親家庭ファミリーホームで育った当事者、宮津航一さんがパネラーの一人としてご登壇されました。宮津さんは、現在大学生でありながら、こども食堂を立ち上げ代表も務めていらっしゃいます。ディスカッションの最後に「自分の境遇が腹落ちできたきっかけはありましたか？」との会場からの質問に対して、「もしかしたらまだできていないかもしれません。今こうやってお話をしたり、こども食堂などの日常の活動を通して、少しずつ腹落ちさせているのかもしれませんね。」とお答えしていたのが印象的でした。素晴らしい青年の姿を見れるのは、里親冥利に尽きますね。

ところで、1954年11月に開催された第１回全国里親大会の会場が、私たちの街、仙台市だったことをご存知でしたか？詳しい経緯は分かりませんが、なんだか誇らしい気持ちになりますね。

ご登壇された皆様、ご準備下さいました皆様、ありがとうございました。